<ACL:ウエスタンシドニー2-0広島>◇決勝トーナメント1回戦第2戦◇14日◇オーストラリア・パラマッタスタジアム

 広島はウエスタンシドニー(オーストラリア)と2戦合計3-3となったが、アウェーゴール数で下回り敗退した。

 広島のMF青山敏弘主将(28)がW杯代表メンバーに選出後初めて公式戦に出場したが、クラブ史上初の8強入りを逃した。前半を無失点でしのいだが、後半に2失点。アウェーゴール数の差で敗れた。「守りに入ったら厳しいと思っていたが、立て直すことができなかった。後半の最初に失点したのが痛かった」と悔しがった。

 J1で2連覇を成し遂げた王者として、アジア制覇を目標に掲げた。初の決勝トーナメントとなった1回戦第1戦で3-1で快勝。だが青山は、持ち味である攻守の切り替えの速さを見せることができなかった。森保監督も「もっと上へいける力が我々にはあったので、ベスト16で終わるのは残念」。アジア制覇の夢はついえた。青山は気持ちを切り替えてW杯へ挑む。