清水のMF石毛秀樹(19)が、サッカー少年の“お手本”になる。明日19日の川崎F戦(午後6時、アイスタ)に、プーマジャパンが地元清水の小学生100人を招待する。17日の非公開練習終了後、チケット贈呈式が開かれた。プレゼンターとして参加した石毛は「自分も、小さい頃にエスパルスの試合を見て『プロになりたい』と思った。そう思ってもらえるようなプレーを見せなければいけない」と気持ちを引き締めた。リーグ再開に向けて活躍を誓った。

 石毛自身にとっても、川崎F戦は重要な試合になる。前半戦は、わずか4試合の出場で無得点に終わっていた。中断期間中にMF竹内涼(23)が体調不良により離脱したことで、定位置確保のチャンスが巡ってきている。今週は主力組の右FWとして調整。天皇杯2回戦に続き、公式戦2試合連続の先発が有力で「残り20試合、まずは試合に出続けたい。そのためにも結果が必要」と、猛アピールを狙っている。

 試合当日は小学生に加えて、石毛の後援会でも初の応援バスツアーが組まれているという。石毛は「個人的にもゴールがほしいし、決めればきっとみんなに喜んでもらえる。狙っていきたい」と言葉に力を込めた。大きな声援をバックに、川崎Fゴールに向かう。【前田和哉】