J1はW杯による約2カ月の中断を経て、今日19日から後半戦が本格的にスタートする。

 東京GK権田修一(25)は、チェルシーGKツェフさながらのヘアバンド装着で再スタートを切る。W杯明けチームに合流した日の練習中、接触プレーで右頭部を裂傷。8針縫ったためヘッドギアを装着し、12日の天皇杯ブラウブリッツ秋田戦に出場した。抜糸を終えたが負傷部分に直接当たらないようにするため、鹿島戦はヘアバンドでのプレーとなる。「邪魔ですけど」と苦笑いするが、風貌は頭部陥没骨折でヘッドギアを常時装着するツェフのようだ。

 4年間選ばれ続けたザックジャパンでは第3GKだったが、新体制では一からの再出発する。「自分たちは順位(11位)こそよくないが、ポテンシャルのあるチーム。勝ちから逆算する鹿島をさらに上回って勝ちたい」と、いつも通り目の前の試合に集中していた。