<J1:清水0-2川崎F>◇第15節◇19日◇アイスタ

 清水はホームで川崎Fに敗れ、リーグ再開戦を白星で飾ることはできなかった。前半は1トップにFW大前元紀(24)を置いた布陣が機能。両サイドを起点にゴールに迫ると、同30分にFW高木俊幸(23)のクロスに大前が飛び込んだ。同36分にはノバコビッチ(35)がネットを揺らしたが、オフサイドになるなど無得点。好機を生かせずにいると、後半に状況が一変。立ち上がりから押し込まれ、9、17分と立て続けに失点して力尽きた。

 アフシン・ゴトビ監督(50)は「前半の出来には満足している。ただ、不運な部分もあってチャンスを決めきれなかった。ここからしっかり次のG大阪、そして続くホーム柏戦に備えていきたい」と前を向いたが、これで中断前の第10節鹿島戦から6戦勝ち無し。スタンドに駆けつけた1万5000人を超えるサポーターからは、容赦ない大ブーイングが飛んだ。【前田和哉】