仙台は明日27日、満身創痍(そうい)でアウェー東京戦を迎える。シーズンの折り返しを前に、前節名古屋戦で先発したMF菅井直樹(29)、DF石川直樹(28)、MF富田晋伍(28)が25日の練習を回避。FW赤嶺真吾(30)とFW武藤雄樹(25)も別メニュー調整で、軽めのランニングのみでクラブハウスに引き揚げた。渡辺晋監督(40)は「不具合を抱えている選手もいるし、疲労回復を優先した」とボール回し中心で全体練習を終えた。

 早くも試練の夏となった。柳沢は練習に合流したが、八反田と藤村は筋肉系の負傷で無理はさせられない状況。ケガ人の多さは深刻で、この日は練習生が7人加わった。遅れていたハモンの選手登録は、今節も間に合わず欠場が決定。名古屋戦で右膝を痛めた武藤は「幸い軽かったんで大丈夫。(人数的に)きつい状況を考えたら、チームのためにやるしかない」。指揮官も「3連戦の最後は、仙台らしく耐えながら勝ちに行く」と強い決意を口にした。【鹿野雄太】