清水のFW大前元紀(24)が今日13日の浦和戦で、自己最多、そして95年にFWマルコがマークしたクラブタイ記録の公式戦6戦連続ゴールを狙う。12日、試合会場のエコパでキックオフと同時刻の午後3時から非公開調整に励むと「クラブの記録と並ぶことができることは光栄なこと。意識はしているし、自分が取れば勝利にも近づく。今までと変わらず(ゴールを)狙っていく」と宣言。力強い言葉で万全の状態が整ったことを印象づけた。

 記録を狙うエースに環境面も後押しする。エコパは今年芝生の張り替えを行った。冬芝から日本平と同じ夏芝に変更され、昨年まで25ミリあった長さがほぼ同じとなる14ミリになった。この日、約1時間半の練習で感触を確かめた大前は「やりやすくなっている」と手応えを口にする。リーグ最少18失点と堅守を誇る首位・浦和についても「必ず隙はある。そこを突いていければチャンスはある」と、キッパリ。ネットを揺らす準備はできた。【前田和哉】