“ミスマッチ戦法”で勝つ。J2札幌は9日、札幌ドームサブグラウンドで戦術練習を行い、バルバリッチ監督(52)は、明日11日の千葉戦に向け前節同様3-4-3システムで連係を確認した。3バック変更後、4バックの相手との対戦は初。異なるフォーメーションとの間にできるギャップやスペースを生かし、プレーオフ圏入りを争う7位千葉討ちを狙う。

 「両サイドバックが高い位置を取って攻めてくるのが相手の強み。そこがカギ」と指揮官。千葉は左の中村ら両サイドバックが攻撃の起点で、攻め込んだ背後には当然、スペースができる。逆に札幌は、そこでボールを奪えれば、前線3人と、左右MFを生かし数的優位をつくって逆襲をかけられる。負ければ残り6戦でプレーオフ圏との勝ち点差が8に開く可能性がある。ここは“肉を切らせて骨を断つ”戦法で確実に勝ち点3を取る。