<J2:磐田2-2京都>◇第38節◇26日◇ヤマハ

 J2磐田はDF駒野友一(33)のロスタイムFK弾で追いつき、京都と引き分けた。前半、FW前田遼一(33)のゴールで先制も、後半はクロスから2失点。敗戦濃厚の中、駒野が右足でFKを決め土壇場で勝ち点1を手にした。駒野は「前日の練習から感触も良かった。好きな距離だったので入れる自信はあった」と振り返った。

 試合前にはスタジアムに設置された故奥大介さん(享年38)の献花台に選手、スタッフが手を合わせた。勝利への執念を見せ、最後まで猛攻を仕掛けたが、逆転勝利には届かなかった。かろうじて3位はキープするも、2位松本との勝ち点差は10に広がり4位北九州と勝ち点が並んだ。次節は勝ち点差が3に迫っている5位千葉との対決だ。駒野は失点シーンに「中の人数がそろっていたのにやられた。そこの繰り返しになっている」と振り返り「しっかり反省して千葉戦に向けてやらないと」と話した。【岩田千代巳】