アギーレさん、いらっしゃ~い!!

 横浜がメキシコ人として初めて日本代表を率いるハビエル・アギーレ監督(55)に敬意を表し、11月3日の浦和戦(日産ス)で「メキシコフェア」を開催することが30日までに決まった。同フェアはクラブ史上初の試みで、Jリーグでも前例がないという。

 アギーレ監督は国内で新戦力を発掘し、抜てきを続ける。海外組を軸に固定化されていたザックジャパンと違ってサプライズ招集が多く、佳境を迎えたリーグ戦は活性化している。Jの名門はここに着目した。

 小規模ながら、名物料理タコスの店や、伝統のマリアッチと呼ばれる楽団を招いてのステージショーでメキシコを演出する。マリアッチの楽団は、メキシコ大使館に相談して紹介してもらった。指揮官に少しでも故郷を思い出しリラックスしてもらえれば…。そんな思いとともに、横浜を気に入って視察回数を増やしてもらい1人でも多くの代表選出を…、との狙いもあるとかないとか。

 アギーレジャパンの船出後、横浜からの代表招集はゼロ。クラブ関係者は「ぜひ、このフェアを通じて横浜を気に入っていただければ」と鼻息が荒い。同日開催のJリーグはこの1試合だけ。メキシコの風に誘われ、メキシコ人監督の視察はあるのか?

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