J2山形FW山崎雅人主将(32)とMF伊東俊(27)が今日15日のアウェー磐田戦で3年ぶりの同カード白星を狙う。チームは14日、攻守のセットプレーなどを確認して磐田入りした。

 ともにチームのJ1時代(09~11年)を知るJ1戦士。山崎は1トップ2シャドーの左で、今季初ゴールのホーム京都戦から前節まで9戦連続先発出場中。前々節アウェー熊本戦では2得点を挙げるなど、上り調子だ。裏への飛び出しが持ち味。「(ほかのFW)2人が自分を生かしてくれる。コンビのバリエーションも増えている。相手の嫌がるプレーを数多くしたい」と力を込めた。

 一方の伊東は、山崎に代わる「攻撃の切り札」の期待を担う。相手DFラインを切り裂くドリブル突破が武器。現チームで唯一、磐田からゴール(11年J1ホーム)を奪っている。逆転勝ちした前節ホーム福岡戦では後半途中出場から決勝ゴールの起点になった。伊東は「常に前を見てゴールに向かっていきたい」。スーパーサブの役割を果たし、プレーオフ進出争いの大一番を勝利に導く。【佐々木雄高】