寒い冬でも“ぽかぽかチ・カ・ホ会見”!?

 J2札幌が、加入の決まった元日本代表MF稲本潤一(35)の入団会見を、札幌駅前通地下歩行空間で実施する方向で検討していることが20日、分かった。この日、クラブは稲本の加入を正式発表。会見は1月上旬、一般公開での実施を予定している。降雪をしのぎ、冬の札幌を象徴する地下空間での実施となれば、サポーターの注目を集めそうだ。

 小野の「テレビ塔会見」に対抗して、稲本は冬の札幌市民が行き交う地下歩行空間で行う、Jリーグでも異例の“地下道会見”プランが浮上した。クラブ担当者は「いいアイデア。できるかどうか検討してみたい」と話した。現在、稲本サイドと予定を詰めており、1月上旬をメドに実施する方向で調整している。

 当初は、札幌を象徴する観光スポットとして大倉山ジャンプ競技場も候補に挙がっていたが、1月は、大会が連続するのと、屋外での降雪や寒さを懸念。屋内で、人が集まりやすい場所ということで「チ・カ・ホ」が最有力、他にサッポロファクトリーアトリウムなどが候補に挙がっている。

 この日、正式発表され、稲本はクラブを通じ「持っているものを全て出し、札幌のJ1昇格に貢献したいと思います。よろしくお願いします」とコメントした。1月の道民お披露目の際は、札幌駅から大通駅に直結する地下道で、さらに熱いメッセージを発信することになる。