仙台に新加入したDF渡部博文(27)が17日、泉サッカー場に初めて姿を見せた。小雪の舞うグラウンドでは、前所属の柏でともにプレーした先輩DF鎌田とランニング。その後はMF武井、DF村上らと笑顔でボール回しをするなど、約1時間半の調整を行った。

 山形・長井市出身の185センチの長身ディフェンダー。柏では主に左SBでプレーし12年には天皇杯決勝でゴールを決め、クラブ37年ぶりの優勝に貢献した。だが「もっと出場機会を伸ばしたいし、新しいチャレンジを考えていた」と仙台入りを決意。今日18日には新加入選手会見が行われ、背番号も決まる。「与えられた環境で高い目標を持って、キャンプから持ち味を出していけたら」。渡辺監督と同じ愛称の“ナベ”こと渡部が、ベガルタの一員としてスタートを切った。【成田光季】