日本代表FW本田圭佑(28)が所属するACミランは、アウェーでウディネーゼに敗れた。本田はベンチ入りするも最後まで出場機会はなかった。

 本田は敗れた25日のウディネーゼ戦(アウェー)で出番なしに終わった。左足首の負傷から復帰後、2戦連続でベンチのまま試合を終えたが、次節29日(日本時間30日)のジェノア戦(ホーム)で先発復帰する可能性が高くなった。

 格下ウディネーゼ相手に取りこぼし、来季欧州リーグ出場圏内が遠のく痛い1敗に、本田は無言で引き揚げた。インザギ監督は「チームの態度が気に食わなかった。腹を立てている。今季初めて失望した試合。水曜(ジェノア戦)からはこのユニホームを大切に感じている選手だけがプレーする」とキレた。早速強権発動。試合後ミラノ郊外の練習場ミラネッロに戻り、そのまま施設内で予定になかったミニ合宿に入った。チームは壊滅状態。指揮官の信頼が厚い背番号10の先発復帰は当然といった流れになってきた。(波平千種通信員)