フランス1部パリサンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(34)が、今夏に日本代表FW本田圭佑(29)が所属するACミランからオファーを受けたことを告白した。

 10日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが独占インタビューで報じた。

 イブラヒモビッチは10年から12年までACミランに在籍。古巣からのオファーについて「この夏にACミランから具体的なオファーをもらった」と明かした。しかし「私が承諾したら、実現していただろう。しかし、契約までは行かなかった」と、自身の決断でACミランと契約しなかったことを話した。

 ACミランについては「私はACミランに恩を感じている。これまで多くの重要なクラブでプレーしてきたが、ACミランは仕事や組織の面で他のクラブとは比べものにならないほど素晴らしい」とコメント。さらに、ミラノの街についても特別であることも話した。「サンシーロ(スタジアム)、街、人々、言葉。いい思い出ばかりだ。私にとってイタリアは第2の故郷だといつも言ってきた。居心地はとてもよかった」と話した。

 12年の夏、ブラジル代表DFチアゴシウバ(31)とともにパリサンジェルマンに移籍。当時、ACミランは財政難に陥り、攻守の要だった2人を放出した。当時を振り返り「私のことだけを考えるなら、ACミランから出て行かなかっただろう。でもそれはもう終わったことだ」と話した。