アーセナル(イングランド)がホームでディナモ・ザグレブ(クロアチア)を3-0で下し、16大会連続の決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。

 前半29分、カウンターからMFサンチェスの左クロスをMFエジルがダイビングヘッドを決めて先制。同33分にはDFモンレアルが相手陣でパスカットし、出されたラストパスをサンチェスが右足で押し込んで前半で2点をリード。後半24分にもMFキャンベルが右サイドから中央へ切れ込み、相手DFを引きつけて絶妙のスルーパスを送り、走り込んだサンチェスがトラップで相手GKをかわし右足で3点目を奪った。

 Bミュンヘン(ドイツ)と対戦したオリンピアコス(ギリシャ)が敗れたため、1次リーグ突破の可能性は残った。

 ベンゲル監督は「前半のエジルは目を見張る動きだった。ここ5、6試合であんなにペナルティーエリア内にいる姿を見たことがない。いい夜だったね。我々も仕事をしたし、Bミュンヘンも良くやってくれた」と望みを残し胸をなで下ろした。

 12月9日の最終節では勝ち点3差のオリンピアコスとアウェーで直接対決する。29日のホーム戦で2-3で敗れているため、2-0での勝利か、3-2以上での1点差勝利が必要となる。