ロシア1部CSKAモスクワのギネル会長は、移籍金無しでACミランへ移籍した日本代表FW本田圭佑(29)について「本田はミランを選んで、我々をだました」と怒りの声明を発した。

 17日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

 本田は10年1月にオランダ1部VVVから4年契約でCSKAモスクワに加入。14年1月に契約満了して移籍金無しでACミランに移籍した。同会長は「我々が一銭も手にしないで放出した唯一の選手が本田だ。本田は我々に契約を更新するつもりだと話してきた。日本人選手は我々をだましたのだ」と、ミランへ移籍した経緯を話した。

 本田は12年1月にラツィオ、13年夏にはミランへの移籍が浮上したが、移籍金が折り合わず破談。同会長は残りの契約年数に比例して安くなる本田の移籍金を、延長することによってさらに高額で売るつもりだったが、もくろみが外れてしまった。