第1戦が行われ、バルセロナ(スペイン)がFWスアレスの2ゴールで、ホームでAマドリード(スペイン)に2-1で逆転勝ちした。

 前半25分にFWフェルナンドトレスに先制ゴールを許したバルセロナだったが、そのフェルナンドトレスが同29分、35分と立て続けに2枚のイエローカードを受けて退場。数的優位に立ったバルセロナは後半に入り猛攻。FWメッシのオーバーヘッドは惜しくもポスト右へ外れ、FWネイマールの右足シュートもクロスバーに嫌われたが、同18分、右サイドからのクロスをファーサイドでDFアルバが左足ダイレクトでシュート。これをゴール前でスアレスが左足で方向を変えて押し込み、ようやく同点に追いついた。さらに同29分、右サイドからのDFアウベスの折り返しを再びスアレスが強烈なヘディングシュートを決めて勝ち越した。

 スアレスは「フェルナンドトレスのレッドカードが大きかった。彼の能力は誰もが認めるところだからね。11人対11人でやりたかったから残念だが、勝利することが重要なことだ。これで相手は(本拠の)カルデロンで得点が必要になった」と話した。

 ルイスエンリケ監督は「アトレティコは強い相手で、簡単に勝てる相手ではないことを最初に評価しないといけない。プレッシャーと流動的な動きが必要だったが自分達にはなかった。1回のチャンスで決められた。だが、後半の出来は良かった。10人相手はとても難しい。勝利を再び手に出来て満足だ。スアレスは今日スペースを作る動きではなく、ゴールを決める必要があった。彼がチームの鍵であることは誰が見ても明らかなこと」と話した。

 第2戦は13日に行われる。