日本代表FW本田圭佑(29=ACミラン)が実質的オーナーのオーストリア3部SVホルンが3日(日本時間4日)、最終節でザンクトポールテンに5-1で大勝し、1位での2部昇格を決めた。すでに2位ファースト・ヴィエナが昇格に必要なライセンス取得に失敗し、ホルンの昇格は確定していたが、順位でも昇格条件を満たした。最短1年で、文句なしの2部復帰を果たした。

 本田は愛知・豊田市内での日本代表練習後、問いかけには答えなかったが、満面の笑みを浮かべていた。その後、所属事務所を通じコメントを出した。ミランを「反面教師として参考にさせてもらってます(笑い)」とした上で、所属する名門クラブと同じようにシーズン終盤で監督交代に踏み切ったことにも触れた。「4-0で勝った後に(監督交代を)決定したので、翌日にミハイロビッチ(当時のミラン監督)やミランの選手からも鬼だと大批判を受けたことは覚えてます(笑い)。でも勝ち負けでなく満足できてなかったんで」とオーナーの仕事を振り返った。まず1年での2部昇格を達成。掲げていた1つ目の目標をクリアした。