ヘーレンフェインのMF小林祐希(24)は、アウェーのスパルタ戦に先発した。

 左MFでフル出場となったが、攻撃的な位置取りで「トップ下」でプレーしているかのように積極的に攻めた。1-3で敗れ、初出場から続いていた“不敗神話”は9試合で止まったが「俺は今日はかなり自分では満足とは言わないけど、今までで一番前にっていうのを意識してプレーできた」と納得の表情を浮かべた。

 また、国際親善試合オマーン戦(11日、カシマ)とW杯アジア最終予選サウジアラビア戦(15日、埼玉)での日本代表招集については「1分でも多く出させてもらえるように、練習でアピールします」と意気込んだ。

 小林の一問一答は以下の通り

 -試合を終えて

 小林 いやー、負けは悔しいけど。今日は前にっていう。ボール持ったら前にパスとか、前にドリブル。ちょっとトップ下を意識したプレーを増やそうと思って。立ち上がりはすごくいい入りをして、今日も先制点が取れたんですけど。俺自身のプレーとしては俺は今日はかなり自分では満足とは言わないけど、今までで一番前にっていうのを意識してプレーできたので。ロングパスのミスとかスルーパスのミスはあったけど、勝負のパスなので。これを通してこそ一流になれると思うので。すごいポジティブに捉えています。

 -代表に招集された

 小林 チームが調子が良い、勝っているから、もちろん選ばれたと思うし。スタメンで出続けている。今日もフル出場できているというのは俺にとってはポジティブなことなので。みんなプレーせずに来る人もいるし。コンディションの良さは見せたいというのは一番にありますけど。どこでプレーするのかわからないから。ボランチなのか前なのか。今日はできるだけ前にというのを意識してプレーしました。

 -日本代表のハリルホジッチ監督は、規律と運動量が良くなっているという評価だが

 小林 まあ、ポジショニング、あと守備、対人というところでは、今まで俺的にはやってたつもりなんですけど。そこをフォーカスされなかっただけで。どうなんだろうな。俺的にはやってたと思うんですけど。でも、そこが伸びてるって言われているんですよね。うーん、もともとやってたというのはあるけど。でも、相手のスピードとか強度は上がっているから。それに対してついて行けているという意味では、評価されているのかなというのはうれしいですけどね。

 -(ハリルホジッチ監督は)攻撃的な選手として見ているとのこと

 小林 あ、ほんとですか。できると思います。それは、そっちがもともとやりたいというか。俺は本職だと思っているので。前で出させてもらえれば、もっと創造性というか。今の行かなきゃ行かなきゃみたいなところに、ちょっとふわっとした時間を作ったりというのは、必要かなと思うので。そういうのはできるかなと思いますけど。

 -(サウジ戦前に)親善試合があるが

 小林 ここで試しが出来るという意味では、チャンスが増えるかなと思うので。1分でも多く出させてもらえるように、練習でアピールします。

 -(ハリルホジッチ監督に電話をしてでも日本代表に呼ばれたいと言っていたが)電話はしていないですよね

 小林 電話はしてないですけど。あの、冗談なんで。でも、(今日の)負けは悔しいけど、負けて学ぶこともあるので。しっかり自分のプレーを見直して、チームのプレーを見直して。次を迎えたいなと思います。