アーセナルがFWジルーの「スコーピオン・キック」によるゴールなどで、ホームでクリスタルパレスに2-0で快勝した。

 ジルーがアクロバチックなゴールを見せた。0-0の前半17分、アーセナルは自陣で相手ボールを奪ったカウンターから左サイドへ展開。FWサンチェスが浮き球のクロスを上げたが、ボールは走り込んだジルーの背後へ。しかし、ジルーは右足を軸にサソリのように体を反らせ、左足のかかとでキック。ループ気味になったボールは自らの頭上を越えた後、相手GKが飛びついた右手をかすめ、ゴール左上に飛び込む先制ゴールとなった。ジルーは「ラッキーだった。ボールが背後にきたのでかかとでキックした。あれしかやりようがなかった」と喜び、ベンゲル監督は「ゴールを芸術に高めた」と称賛した。

 2連勝のアーセナルは12勝4分け3敗の勝ち点40で3位を守った。