MF香川真司(28)が所属するドルトムントのチームバスが11日に爆発にあった事件で、爆発が1秒遅れたことで被害が最小限になった。16日付の独紙ビルトが報じた。

 同紙によると、着火タイミングが携帯電話から自動的操作のものだったために遅れたのか、あるいは単純にタイミングが遅れたのかはわからないが、爆発が1秒遅れたという。「生死を分けたのはたった1秒の差だったのかもしれない」との見出しで報じ、DFバルトラが手術を受けたが、もっとひどいことになっていた可能性があったという。

 ドルトムントの関係者は「もし爆発物がほんの1秒早く着火していたら、バスの真横に受けていたかもしれない。そうなったら間違いなくもっと多くの重傷者、あるいは死者が出た可能性もあったかもしれない」とコメントした。

 1秒早く爆発した場合、爆発物の金属片でバスは穴だらけになり、護送していた警察官は負傷していた可能性もある。「おそらく早い着火だったら、あの警察官は亡くなっていたかもしれない。飛来する破片で完全に直撃していただろう」と話した。