マインツはスコア以上の完敗だった。前線にFW武藤嘉紀をひとり残したままのチームはミスが多かった。シャルケの3バックに集中してマークされた武藤は「俺の動きはかなり研究されていた。マインツは戦えていなかった。今季一番悪い試合」とため息交じりに振り返った。

 チームの好機は数えるほど。後半立ち上がりには武藤のシュートが相手GKに好セーブされ、同点の絶好機を逸した。「低めを狙ったけど、GKがよく触ったと思う。(味方に)パスという選択肢もあったけど自分で決めたかった。ああいう貪欲さは出てきてもいいと思う」と説明した。