ACミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長(78)が、インタビューで日本代表FW本田圭佑(28)に言及した。13日付のガゼッタ・デロ・スポルト紙が、単独インタビューを掲載した。

 今季はここまで3勝2分け1敗の5位につけている。インザギ新監督について「インザギは、チームを大きく改革しつつある。彼の仕事はうまく機能している。だから彼の評価点は8点強だが、チームに点をつけるのはまだ早すぎる。激励の意味もあり、将来性ある新加入の1人であるFWメネズの背番号7をとって、7点かもしれない。しかし本当の意味でチームに点を与えられるのは、(シーズン終盤の)来年1月以降だろう」と話した。

 また、好調を維持する選手について「チームの中にはチャンピオン選手が多勢いる。メネズ、本田、エルシャーラウィ、フェルナンドトレス、デヨング、ボナベントゥーラ、アレックス、サパタ、ポリ、デシリョ、アバテ、ムンタリ、モントリーボ。だからベースはすでにあるし、さらにロッカールームにはもう腐ったリンゴは1人もいない」と話した。以前、FWバロテリ(今季からリバプールへ移籍)がACミランに加入する前に「ACミランには腐ったリンゴはいらない」と話しており、暗にバロテリを批判。このインタビューでも「バロテリは、私の意見に反してミランが獲得した選手だ」と明かした。

 今後の目標については「2016年サンシーロでの欧州チャンピオンズリーグ決勝戦で、ACミランが試合をすることを夢見る」とした。

 また後継者については、娘のバルバラ・ベルルスコーニ副会長の名前を挙げた。「いつの日か、バルバラは間違いなくミランの会長になる。(オフィスクラブの)カーザ・ミランも彼女がプロジェクトして世界で最も素晴らしいクラブハウスを完成させた。私は外国人にもイタリア人にもこのミランを売却する気はない」と話した。