日本代表のハビエル・アギーレ監督が解任された3日、ドイツでプレーする代表選手たちは突然の知らせに、さまざまな感情を示した。

 アジア杯で主将だったフランクフルトの長谷部誠は「ファンやサポーターの方に、ご心配やご迷惑を掛けていることが一番心苦しい。そこの部分を一番思った」と話した。監督については「短い間だったが仲間として信頼してくれ、一緒に戦った。これからいい方に向かってくれることを願う」と思いやった。

 シャルケの内田篤人は右膝のけがでアジア杯を欠場したが、代表合宿が印象に残っているという。「自分が代表に入ってから、一番楽しそうに練習していた。いい練習をすると思っていた」と言い、解任には「一番悔しいのは監督だと思う。でも、日本協会の気持ちも分かる」と語った。

 ハノーバーの清武弘嗣はJ1鳥栖所属の弟、功暉からの連絡で知ったという。「自分たちの意見も尊重してくれるし、ピッチでやるのは選手自身だと常に言ってくれる監督だった。残念です」と惜しんだ。