<ブンデスリーガ:ボーフム2-0レバークーゼン>◇2日◇ボーフム

 ボーフムMF小野伸二(28)が、2試合連続先発で上位いじめを演出した。レバークーゼン戦に後半31分まで出場。ボールを支配される苦しい展開で、ゲームメークに徹した。得点には絡めなかったものの、チームは2―0で勝利。レバークーゼンを欧州チャンピオンズリーグ出場圏外の4位へ転落させた。

 小野にボールが入ると、自然と試合が落ち着いた。相手が58%もボールを保持する劣勢。キープ力を頼りにされ、ボールが次々と集まった。自身はゴール前でチャンスをつかめなかったが、上位争いをする強豪を破って満足そう。「僕らは下を見ていない。毎試合、上を狙っていきたいので、勝ち点3を取れたのはいいことです」。試合後はチームメートと即興でダンスを踊り、金星の喜びをかみしめていた。(西村友通信員)