フランクフルトMF稲本潤一(28)が8日、眠っていた決定力をアピールした。GKをつけた5対5のミニゲームで、シュート5本で4ゴールを記録。ストライカーとしての本能がよみがえった。稲本の得点数は年々尻すぼみ傾向にあり、今季はいまだ無得点。国内リーグ戦に限れば、フルハム在籍時の03年10月から4年半もゴールから遠ざかっている。稲本は「まずは守備の修正から」と慎重だが、来季UEFA杯(5位内)出場を狙うチームにとって、中盤の得点力が浮沈の鍵となりそうだ。(西村友通信員)