<ブンデスリーガ:ボーフム1-0ボルフスブルク>◇15日◇ボルフスブルク

 日本人対決は実現しなかった。ボルフスブルクMF長谷部誠(24)が、ボーフム戦にフル出場。一方、ボーフムMF小野伸二(28)は足首痛で欠場し、スタンドから観戦した。試合はボーフムが1-0で競り勝った。シャルケは、FWクラニーの4得点などでコトブスに5-0と大勝。スロムカ前監督の解任ショックを引きずることなく、3位をキープした。

 長谷部にとっては、達成感、悔しさ、ホロ苦さが入り交じった90分だった。試合では右MFで先発し、終盤には左サイドでプレー。後半34分には、惜しいボレーシュートを放つなど、積極的にゴール前に現れた。一方で、浦和でチームメートだった小野との対決が実現せず「一緒にできなかったのは残念」。試合も圧倒的に攻めながら敗れ、「負け方が負け方なので悔しい」と感情をあらわにした。ピッチ上での対決は夢と消えたが、試合後は2人で食事に出かけ、旧交を温めていた。(西村友通信員)