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松井ヒールで先制点を演出/フランス

左足をしならせゴールを狙う松井(撮影Piko・Press)
左足をしならせゴールを狙う松井(撮影Piko・Press)

 <フランスリーグ:サンテティエンヌ2-0ルアーブル>◇6日(日本時間7日)◇サンテティエンヌ

 【サンテティエンヌ(フランス)=松本愛香通信員】サンテティエンヌMF松井大輔(27)が、チームを今季リーグ初の連勝に導いた。6日のルアーブル戦(ホーム)で、移籍後初のフル出場。後半30分に鮮やかなヒールパスで先制ゴールの起点となるなど2-0の勝利に貢献した。ルセイ前監督の下では出場機会に恵まれなかったが、ペラン新監督となって定位置を確保。カイアッゾ会長は「今までの指揮官に見る目がなかった」と話し、一夜明けた地元紙も1面で松井の活躍を大々的に報じた。

 気温2度のスタジアムが、松井のプレーに熱く沸いた。前半8分、得意のマルセイユルーレットを披露。同32分にも胸トラップからボールを高く浮かせて、相手をかわす大技を見せた。最大の見せ場は後半30分だ。絶妙ヒールパスが相手DF2人の間を抜け、FWミララスを経由して先制点の起点となった。松井の動きに、2万4667人の観衆がくぎ付けになった。

 試合後、報道陣の前を通りかかったカイアッゾ会長は「日本人のみなさん、申し訳ない。今までの指揮官の見る目がなかったから。彼(松井)は本当に素晴らしい」と絶賛。今季から加入したもののルセイ前監督が指揮を執った公式戦18戦のうち出場は8試合(先発4試合)だけ。ベンチ外も経験し腐りかけていたが、11月11日にペラン監督が就任して状況は一変した。

 公式戦3戦連続先発で2勝1分け。一時は最下位に沈んだクラブとともに完全復調を果たした。今季初のフル出場に松井は「チャンスをつかむことが大事。これを続けていかないといけない」。来年2月にはW杯最終予選の大一番オーストラリア戦も控える。日本のファンタジスタが、確かな自信と信頼を取り戻した。

 [2008年12月8日9時1分 紙面から]


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