カターニャFW森本貴幸(20)が、クラブとの契約を11年6月30日まで1年延長した。今季途中での契約延長は、ゼンガ監督に次いで2人目。同監督は「チームにとってタカユキは1つの財産だ。今はまだ成長の段階にあるが、注目すべき選手」とコメントし、将来性を高く評価した。

 ただし今季公式戦の成績は6試合2得点(全17試合)で、リーグ戦は無得点。13日付ガゼッタ・デロ・スポルト紙によると、カターニャは1月の移籍市場でセリエBリミニFWバンタッジャートを完全移籍で狙っており、森本の立場が微妙なことには変わりない。14日にはアウェーでフィオレンティーナと対戦。今回もベンチスタートが濃厚だ。(猪野真美子通信員)