【グラスゴー(英国)アンソニー・マッカスカー通信員】セルティックMF水野晃樹(23)が前節フォルカーク戦の初ゴールに続き、また株を上げた。風邪で欠場した中村に代わり、27日のレンジャーズ戦(アウェー、1-0勝利)に先発出場。激しい肉弾戦で知られる「オールドファーム・ダービー」で持ち前の技術とスピードを披露。大一番に抜てきした指揮官を喜ばせた。

 ストラカン監督

 (肉弾戦重視の)レンジャーズ相手にコウキを起用するにはリスクを伴った。しかし、チームはフレアープレーヤー(Flair

 Player=あかぬけた選手)を使う必要があった。最初は簡単じゃなかったと思うが、よくやってくれた。

 水野は右MFで先発し、途中から左サイドでプレー。FKキッカーも任されるなど、「ポスト俊輔」の役回りを果たした。「次の試合に出られれば、何とかできるという感じがある。チャンスを与えてもらっているので、生かさない手はない」と意気込んだ。後半17分で途中交代もあり、一夜明け地元紙の評価はチーム平均の5~6点。それでもストラカン監督のハートは、がっちりつかんだ。

 [2008年12月29日7時52分

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