<セリエA:インテル2-0カターニャ>◇28日◇カターニャ

 カターニャFW森本貴幸(20)が首位インテルを相手に奮闘を見せた。得点はなかったが、シュートを6本放つなど、積極的に攻めた。前半終了間際には、ゴール寸前で相手DFカンビアッソにクリアされる惜しいシュートもあった。試合は0-2で敗れたが、上位にも脅威を与える動きを見せた。

 森本は「裏に出る動きは周りのFWより速いと思っている」と自己分析する通り、相手DFの裏に出る動きでインテルをあわてさせた。リーグ首位相手の善戦にも「体も切れていたし、試合もこちらの展開だったが、勝てなかったので悔しい」と満足する気持ちはなかった。地元紙の評価は平均の5・5~6点だったが「ゴールのにおいを感じる」(ガゼッタ・デロ・スポルト)、「大男たちに立ち向かってパスを出していた」(ラ・シチリア)と前向きなコメントが並んだ。(猪野真美子通信員)

 [2009年1月30日8時29分

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