エスパニョール移籍が決まったＭＦ中村俊輔（３１）に、背番号２５が準備されることが決定的になった。期待の司令塔は当初、クラブからエース番号の「１０」も提示。さらにはバルセロナの英雄クライフがオランダ代表で愛用し、エスパニョールでは息子のジョルディ・クライフも背負った「１４」も加えられた。だが、本人は横浜でのプロデビュー時や、セルティックで４年間付けていた「２５」を希望していた。

　スペインリーグでは、２５番は基本的には「１」や「１３」とともに、ＧＫが使う背番号とされる。それでもクラブは中村の意向を尊重し、特例の使用許可をリーグに申請。今季は第３ＧＫをユース選手に任せる方向性で、もともと２５は空き番になる可能性が高かったという事情もあって手続きは順調に進んだ。５日までに、リーグから許可が出る見込みになったと、クラブから中村サイドに連絡が入った。

　［2009年7月6日9時28分

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