【バルセロナ(スペイン)10日=塩畑大輔、山本孔一通信員】エスパニョールMF中村俊輔(31)が、ホームでいきなり新生銀河系軍団と激突する。スペインリーグは、1部リーグの今季日程を発表。エスパニョールは新本拠地コルネジャーの初戦となる、9月12、13日の第2節で、Rマドリードと対戦することが決まった。ポルトガル代表MFのC・ロナウド、ブラジル代表MFカカら世界トップクラスの才能を、相次いで獲得した強豪との対戦で、中村の真価が早くも問われる。
夢の舞台は整った。スペインリーグが発表した今季日程の第2節に「エスパニョール-Rマドリード」が入った。カカ、C・ロナウドに加え、フランス代表FWベンゼマらワールドクラスの才能を、次々と買いあさる「白い巨人」。高いレベルでのプレーを求めてスペインに渡った中村にとって、念願が早々に、最高の形でかなうことになった。
しかも同カードは、エスパニョールの新本拠地、コルネジャーで行われる初めてのリーグ戦となる。関係者によれば、会場とピッチの状態を最高に高めて初戦を迎えられるよう、リーグ事務局に8月30日の開幕戦をアウェーにするように強く要望したという。これが認められ、開幕はビルバオとのアウェー戦となった。
10月第1週には、昨季欧州チャンピオンズリーグ8強のビジャレアルと対戦。同第4週には、昨季リーグ3位のセビリア戦が組まれた。11月最終週には、中村にオファーを出していた強豪Aマドリード戦。そして12月13、14日の第14節では、欧州王者バルセロナと対戦する。世界のトップ選手が顔をそろえる上位クラブとの戦いは、W杯南アフリカ大会に向けた試金石にもなる。ハイレベルな戦いに身を置いて、W杯で対戦しうる選手のデータもインプットできる。
クラブ内の中村への期待感も高まってきた。マウリシオ・ポチェッティーノ監督(36)はこの日の会見で日本語習得を宣言。「彼はスコットランドにいたから英語もできるだろうし、すぐに適応できる。心配はない。それで足りなければ、私が日本語を覚えてもいい」と語った。
スペイン各紙に掲載された中村の「監督、選手、サポーターに認めてもらえるようになりたい」というコメントにも「とても謙虚で、成功しようという強い気持ちをもっている」と好感を持ったようだ。タイプが重なる懸念のあるMFデラペーニャとの共存についても「一流選手はどんな相手でもしっかりとプレーを合わせることができる」と太鼓判を押していた。
[2009年7月11日8時23分
紙面から]ソーシャルブックマーク

