【ペララダ(スペイン)17日=塩畑大輔、山本孔一通信員】エスパニョールMF中村俊輔(31)が、本職の右ではなく左サイドで起用される可能性が浮上した。17日にラモン・プラネス強化部長が会見で「左サイドの選手が不足しているので、補強に動いている。でも選手が取れなかったとしても、うちには中村など左サイドができる選手がいるので、問題はないと考えている」と話した。
クラブは、レンタル期間終了でモナコに戻ったMFネネの再獲得に動いている。そのほかにもMF補強に乗り出しており、中村もポジション争いに放り込まれる可能性があった。一方で、左MFの補強が不調に終わっても、中村のコンバートで十分カバーできると考えているようだ。セルティックでも日本代表でも右MFを務める中村だが、試合によっては相手の布陣や戦術にあわせて、左MFに入った。監督の指示に従うだけではなく、試合中に相手の右MFが攻撃的だとみると、自分が対面の左に移り、守備役を買って出ることもあった。
エスパニョールでも、複数ポジションをこなせる攻守の総合力や、試合全体を見渡す戦術眼が、高く評価されていることが明確になった。もちろん左右だけではなく、トップ下でのプレーも、望むところ。「試合に出るのは、簡単なことじゃない」と話す中村だが、逆に複数ポジションでの常時出場がみえてきた。
[2009年7月18日9時23分
紙面から]ソーシャルブックマーク

