【ペララダ(スペイン)30日=塩畑大輔、山本孔一通信員】エスパニョールMF中村俊輔(31)が、疲労困憊(こんぱい)のチームの中で、高い技術を見せつけた。29日の練習試合パラフルジェル戦(スペイン6部相当)に右MFとして先発出場。前半30分にはゴール前に走り込み、頭上を越えてきた左クロスに対し、左足で角度を変えるボレー弾で、右ポストをたたいた。
「どんどんゴール前に入っていかないといけないと思っていた。中に入るタイミングが大事」と中村。初実戦だった25日ペララダ戦に続くゴール枠直撃で、またも移籍後初得点はお預けになった。だが絶妙のタイミングで走りこみ、難度の高いシュートを事もなげに放った姿に、サポーターは、惜しみない拍手を送った。
前半だけでピッチを後にしたが、チーム5本のシュートのうち、4本に絡んだ。疲労からチームは低調で、格下相手に2-1の辛勝という中、存在感を示した。地元ラジオ局「ラック・ウ」のエドワード記者は「ナカは前半組では一番良かった」とたたえた。中村は「疲れて体が重いときこそ、周囲の特徴を踏まえてうまく連動しないと」と話していた。
[2009年7月31日9時1分
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