【バルセロナ(スペイン)5日=塩畑大輔、山本孔一通信員】エスパニョールMF中村俊輔(31)が、セリエA勢相手の練習試合で、高度なパスサッカーの完成を目指す。バルセロナを出発し、イタリア・ナポリに到着。当地などで12日まで合宿や親善試合を行う。出発前に中村は、かつてセリエAで3季プレーした経験をもとに、カテナチオ(かんぬき)と呼ばれる鉄壁守備のイタリア勢との対戦こそが、エスパニョールのパスサッカーを磨く重要な機会になると指摘した。

 中村

 イタリア人って、プレシーズンマッチでも結構激しくやるから。DFは強いし。当たりは激しい。そういう相手とどれだけできるか。こっちはどっちかというとパス回し重視。イタリア勢との対戦は、自分たちが何をできて、何ができないかを見極めるために、とてもいい機会。

 チームも同じ考えだ。2日の親善試合では、強豪リバプールの強固な守備網を、中村を中心とした華麗なパス回しで打破。3-0と圧勝した。それでも、イタリア遠征を前にした4日、半分のピッチで紅白戦を行い、スペース半減のパス交換の難易度を上げた中で練習を行った。もちろん「個人的にどういうプレーができるかも大事」と中村。チームにとっても中村にとっても、意味のある遠征になりそうだ。

 [2009年8月6日9時38分

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