<欧州CL:(1)Rマドリード1-1リヨン(2)>◇10日◇決勝トーナメント1回戦第2戦◇マドリード※カッコ内は2戦合計得点

 Rマドリード(スペイン)があっけなく散った。リヨン(フランス)相手に前半6分、FWクリスティアーノ・ロナウド(24)のゴールで先制しながら、追加点を奪えず後半30分に追いつかれた。1-1のドローに終わり、2戦合計1-2でまさかの敗退。巨額補強で10度目の欧州王者を狙ったが、6季連続で16強止まりに終わった。

 過去を大幅に上回る巨額補強も実らず、「白い巨人」レアルが散った。昨夏にC・ロナウドを約130億円、カカ(27)を約92億円で獲得するなど、総額338億円をかけてチームを一新。本拠地サンティアゴ・ベルナベウで迎える今季の決勝で、10度目の欧州王者という青写真を描いていた。しかし、すべてが夢と消えた。

 前半6分、グティの縦パスからC・ロナウドがDFを振り切って先制ゴール。サポーターの誰もが勝利を信じた。同26分にはイグアインがGKをかわし、無人のゴールへシュート。しかしボールは右ポストを直撃し、追加点を奪えなかった。逆に後半30分に失点すると、終盤はカウンターからピンチの連続。ドローがやっとだった。

 カカが「できることはサポーターに謝罪することだけ」と言えば、グティは「6年連続の16強敗退はとてもつらい。今回は特別だ」とショックを隠さなかった。天敵リヨンとは3分け3敗。地元紙は「新銀河系軍団、ブラックホールに飲み込まれる」と皮肉った。決勝まで進んだ場合は4000万ユーロ(約48億円)の収入が見込めたが、約半分しか稼げなかった。スペイン国王杯に続き、早くも2大会に敗北。ペジェグリーニ監督は「私は辞めない」と話したが、もはや足元は揺らぎだした。(山本孔一通信員)

 [2010年3月12日8時57分

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