<欧州リーグ:(3)ボルフスブルク2-1ルビン・カザン(2)>◇18日◇決勝トーナメント2回戦第2戦◇ボルフスブルク※カッコ内は2戦合計得点

 日本代表MF長谷部誠(26)が所属するボルフスブルク(ドイツ)が、ホームで延長の末に2-1でルビン・カザン(ロシア)に勝ち、2戦合計3-2で準々決勝進出を決めた。1-1の延長後半14分にMFゲントナーが決勝ゴールを決めた。

 ベンチ入りも出場機会のなかった長谷部は、8強進出の喜びより悔しさが大きかった。「延長に入って交代枠が2つあるのに出られなかったのは信頼を得られていないし、悔しさしか残っていない」。試合終了後はファンにあいさつすることなく控室に下がった。

 19日の練習後、同リーグ準々決勝の組み合わせ抽選で、フルハムとの対戦が決まったことを知らされた。「ユベントス相手に逆転で突破を決めたので勢いがあると思う。それにしても、小野伸二さんはすごいことをしたんだなと感じる」と02年に同リーグの前身である、UEFA杯優勝を経験した先輩の偉業を思い返していた。(西村友通信員)

 [2010年3月20日8時15分

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