アムカル移籍が決まったFW巻誠一郎(29)が、将来の千葉復帰を熱望した。27日に千葉クラブハウスで会見。「今回の移籍で千葉に戻ってこれらるチャンスをもらった」と話した。6月に来季の契約を結ばないという通告を受けた。そのままクビなら、2度と千葉でプレーできなかった可能性が高い。直後にオファーが届いたアムカルへの移籍は、復帰の道を少しでも残す意味合いがあった。

 巻は「僕の中では千葉がマンU、バルセロナと同じ価値がある」と古巣への愛情を強調し、涙をみせる場面もあった。だが同席の三木社長は「どの選手が特別にクラブを愛しているというのはない」と冷ややか。今後の巻との関係についても「欧州でやってくれることを期待している」とはぐらかした。

 [2010年7月28日8時35分

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