インテルミラノの日本代表DF長友佑都(24)が「絶対に諦めない心」を日本に届ける。欧州チャンピオンズリーグ(CL)は、12、13日(日本時間13、14日)に準々決勝第2戦を迎える。同DF内田篤人(23)の所属するシャルケを相手に、インテルがどれだけ食い下がれるか注目される。

 5日の第1戦(ミラノ)ではシャルケが5-2と大勝。前回王者インテルが準決勝進出するには、アウェーの第2戦で4点差以上の勝利が必要となった。そんな大敗の中でも気持ちを切らなかったのが長友。2-5となってから途中出場すると、得意の左からのクロスや、マッチアップした右DF内田の突破を激しいスライディングで阻止し、チームを鼓舞した。

 長友は試合後、すれ違った内田に対し「まだ諦めない。5-1で勝ってやる」と宣言した。ふがいない戦いで来季の去就話まで噴出したインテルのレオナルド監督には、思い切った采配が必要。欠場のキブの代わりに攻撃力のある長友を左DFで先発させる可能性も高い。逆にシャルケはFWファルファンが出場停止で得点力は低下。長友がチームを4点差勝利に導けるか。