清水のFW大前元紀(22)が、ドイツ1部のデュッセルドルフから正式オファーを受けたことが14日、分かった。大前は、同クラブのスカウトが視察に訪れた10月13日のナビスコ杯東京戦でハットトリックの活躍。これまでに同リーグのフライブルクやブレーメンなどが興味を示してきたが、初めて正式オファーが届いた。大前本人も今季で3年契約の満了を迎え、以前から「サッカーを始めた頃から海外で活躍したいと思ってきた」と海外挑戦を目標に掲げているため、移籍する可能性は高い。

 大前は昨年、ゴトビ監督の就任とともに右FWで定位置を獲得。リーグ全34試合に出場し、チーム1位タイの8得点。現在は得点ランキング5位タイとなる自己最多の12得点を記録している。

 ◆大前元紀(おおまえ・げんき)1989年(平元)12月10日、神奈川県生まれ。08年流通経大柏から入団。J1通算80試合23得点。166センチ、68キロ。家族は夫人と2男。血液型O。