箱根駅伝で67年連続出場中の日体大が4日、陸上部駅伝ブロック新監督に渡辺正昭氏(52)の就任を発表した。

 日体大OBの渡辺氏は93年から愛知・豊川工高で指揮を執り、全国大会常連に育てた指導力には定評がある。だが、部員への体罰問題が発覚し懲戒処分を受け、昨年4月からは東京・日体荏原高で駅伝部監督を務めていた。日体大は今年の箱根駅伝15位でシード権を失っており、まずは来年の出場権獲得が目標となる。13年箱根駅伝で30年ぶりの優勝に導いた別府健至監督(48)は、今月11日付で退任する。