大本命の28歳、劉虹が中国勢同士のデッドヒートを制した。母国に今大会初の金メダルをもたらし「みんな待っていたし、重圧も感じていたけど、準備がうまくいった」と晴れやかな表情だった。

 5キロすぎから21歳の呂秀芝との一騎打ちとなったが、競技場に入る際に1歩前に出て逃げ切った。2位と同タイムの大激戦だった。

 2011年大会は2位、09年と13年大会は3位と頂点を逃し続けていただけに「ようやく金メダルを取れた。自信になる」とほっとした様子だった。