女子マラソン界に金メダルも狙える逸材が急浮上した。初マラソンの安藤友香(22=スズキ浜松AC)が歴代4位となる2時間21分36秒で日本人最高の2位入った。初マラソン日本記録も15秒更新。日本陸連の派遣設定記録2時間22分30秒も切って、8月の世界選手権(ロンドン)の代表にも一発内定した。有森裕子、高橋尚子、野口みずきらに続くスターの再来を予感させる快走だった。

 ◆世界選手権女子マラソン代表選考 代表枠は最大3。昨年のさいたま国際、今年の大阪国際女子、名古屋ウィメンズで日本勢1位となり、昨年1月1日から選考会終了までに日本陸連が定めた派遣設定記録2時間22分30秒以内を満たせば自動的に代表となる。枠が埋まらない場合は3大会の日本勢3位までと、昨夏の北海道マラソンを制した吉田香織を対象に選考。補欠1人も選ぶ。