山県亮太(25=セイコーホールディングス)が決勝で追い風0・2メートルの条件下、日本歴代2位タイの10秒00をマークした。今夏の世界選手権出場を逃し、目指していた日本人初の9秒台も桐生祥秀(21=東洋大)に先を越されたが、自己記録を0秒03更新して意地を見せた。

 ◆風が与える影響 日本陸連が13年発表した「男子/100メートル/風速が記録に及ぼす影響」で試算すると、山県の記録を桐生が9秒98を出した追い風1.8メートル時に当てはめた場合、タイムは9秒87。条件次第では日本記録を上回っていたかも!?