<東京マラソン>◇26日◇東京都庁前-東京ビッグサイト(42・195キロ)<ゴール=2時間7分37秒>

 キピエゴが優勝を飾った。藤原新がゴール前でキプロティチを抜き、2位の2時間7分48秒でゴールし、ロンドン五輪の有力代表候補になった。両手を大きく広げてフィニッシュした。キプロティチが3位。ゲブレシラシエが4位。

 川内は遅れ、2時間12分51秒で14位に沈んだ。<40キロ=2時間35秒>

 キピエゴが先頭。キプロティチが2位に上がった。3位ゲブレシラシエ、4位に藤原新。

 41キロをすぎて藤原新がゲブレシラシエを抜き、3位に浮上した。<35キロ=1時間44分41秒>

 ゲブレシラシエ、ハイル・メコネンのエチオピア勢2人が先頭。

 キピエゴ(ケニア)が3位。藤原新がキプロティチと並走して4位、5位。先頭から50秒遅れだが、2時間6分台を狙えるペース。

 36キロをすぎてゲブレシラシエが1位。メコネンが遅れ始めた。

 37キロをすぎてキピエゴが2位、メコネンが3位に落ちた。

 38キロでキピエゴがゲブレシラシエに並び、1位に上がった。3位キプロティチはスパート、4位藤原新を離した。<30キロ=1時間29分6秒>

 ゲブレシラシエ、ハイル・メコネンのエチオピア勢2人が先頭。

 藤原新が日本人トップの6位で1時間30分18秒で通過。2時間6分台のペースで力強い走りだ。<25キロ=1時間14分14秒>

 ゲブレシラシエらの先頭集団は4人。

 1分ほど遅れて、黒木文太(安川電機)、松宮隆行(コニカミノルタ)、藤原新(東京陸協)らが第2集団。藤原正和が遅れ始めた。

 26キロをすぎて藤原新が第2集団から抜け出し、日本人トップに。

 川内は全体21位、日本人では13位と表情も苦しくなった。<20キロ=59分34秒>

 ゲブレシラシエらの先頭集団は4人に減った。

 川内らの第2集団は59分59秒。こちらも2時間6分台を狙えるペースだ。中間点をすぎて藤原正和が第2集団に吸収された。

 23キロを過ぎて川内が第2集団から遅れ始めた。<15キロ=44分40秒>

 ゲブレシラシエ、藤原正和らの先頭集団は5人。

 川内らの第2集団は30人弱。先頭集団との差を13秒あまりに縮めてきた。折り返し点をすぎ、川内は給水でようやく自分のドリンクを取ることができた。

 18キロ手前で日本人トップの藤原正和が先頭集団から遅れ始めた。<10キロ=29分34秒>

 ゲブレシラシエ、藤原正和らの先頭集団のペースは落ち着く。だが依然として2時間4分台のハイペースは維持している。

 川内らの第2集団も20秒遅れでいいペースだ。川内は10キロをすぎ、1度目に続けて2度目の給水も自分のボトルを取れず、表情をくもらせた。用意されたスポーツドリンクを口にした。<5キロ=通過タイム14分41秒>

 ゲブレシラシエ、藤原正和らの6人の先頭集団は14分41秒のハイペース。川内らの約30人の第2集団は10秒遅れ。<スタート>

 ロンドン五輪をかけた東京マラソンの号砲が鳴った。川内優輝は天を見上げ、スタートを切った。縦長の先頭集団の最初の1キロの入りは3分。

 前世界記録保持者で「皇帝」の異名を持つハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)らが6人の先頭集団を引っ張っている。藤原正和(ホンダ)が日本人で唯一、先頭集団に果敢についている。川内は慎重に第2集団につけている。※記録は速報値

 ◆男子マラソンのロンドン五輪選考

 昨年9月の世界選手権と同12月の福岡国際、2月26日の東京、3月4日のびわ湖が対象レース。具体的な設定基準はなく、各レースに1キロ3分25キロまでペースメーカーを付け、レース内容を考慮する。各大会の上位から「五輪での活躍が期待できる」と思われる3人が選ばれる。なお世界選手権ではメダル獲得した最上位者が内定予定だったが、該当者がいなかった。