30日に英国のバーミンガムで行われる陸上の最高峰シリーズ、ダイヤモンドリーグ第7戦の男子100メートルに出場する桐生祥秀(京都・洛南高)が29日、記者会見し、日本人初の9秒台を「狙っていきたい。挑戦者として一本一本のレースをしっかり走りたい」と抱負を語った。

 4月に日本歴代2位の10秒01をマークした17歳の桐生は、海外の強豪選手とともに出席。外国メディアから「新しいウサイン・ボルト(ジャマイカ)との声もあるが」と問われると「ボルトのように世界で戦える選手になりたい。憧れの選手」と緊張した様子も見せずにしっかりと答えた。

 海外は初めてで、英国入りした27日は時差ぼけがあったというが「もう大丈夫。ワクワクする気持ちが高くなってきた」と意気込んだ。