今秋のアジア大会(9月19日~10月4日、仁川=韓国)の女子マラソン代表に決まった早川英里(32=TOTO)が、12日の選出決定から一夜明けた13日夕方、東京・汐留にある所属するTOTO本社で記者会見した。

 会見には、3年前から直接指導する元トライアスロン日本代表の山本光宏コーチ(50)も出席。早川は前日、その山本コーチから電話で代表選出の吉報を聞いたという。「日本人1位になれなかったので、3分の1の確率だと思って(結果を)待っていました」と話した。木崎良子(ダイハツ)に続く2枚目の代表切符を野尻あずさ、前田彩里(佛教大)と争っただけに「期待しすぎず、でもどこかで期待しながら」と、その時の心境を語った。

 初の日本代表で「日の丸、日本代表は初めてで緊張も多くなると思いますが、最終目標は(16年)リオ五輪と考えているので、その1歩としてベストを尽くしたい」。山本コーチも「記録が伸びるにつれて意識も変わってきた。リオへの大きな第1歩としたい」と抱負を語った。