<陸上:日本選手権兼アジア大会代表選考会>◇最終日◇8日◇福島市とうほう・みんなのスタジアム◇男子100メートル決勝ほか

 男子100メートルで連覇を狙った山県亮太(21=慶大4年)は、優勝した桐生祥秀(東洋大)に0秒05差の2位に終わった。

 「スタートから堅かった」と話し、さらに30~60メートルの2次加速区間でも「離されてしまった」と振り返った。

 腰痛で今季は出遅れ、今も「明日の朝に起きて、痛みがどうなるか分からない」と不安との闘いが続く。そんな中で、2日間で3本走り、ディフェンディングチャンピオンの誇りは見せた。

 「今回は勝ちに来たので満足はできない。ただ2位を悔しく思っていることを、ある意味、評価したい」と、現時点で持てる力は出し切った実感を口にした。