<陸上:天皇賜盃第83回日本学生陸上競技対校選手権大会>◇第1日◇5日◇埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場>

 男子400メートルリレーの予選に、100メートルで日本人初の9秒台が期待されるアジア大会代表の桐生祥秀(東洋大1年)を擁する東洋大が、予選第5組に出場。39秒76で2着に入ったが、各組1着プラス、タイムで拾われる上位3校にギリギリ入れず、予選敗退となった。

 桐生はアンカーで出場。「今日はけっこう、(追い込んで)行ったけど追いつけなかった」と肩を落とした。7月の世界ジュニア選手権後は、痛めていた箇所の治療などと、練習に専念してきた。「足裏の方は、ほぼ大丈夫。股関節がもう少し」と全開近しを思わせた。

 男子100メートルの「関東王者」として迎えた今大会だが、度重なる故障もあり、同種目は回避。「本年度大学最速」の称号は来年以降に見送り、残す個人種目の200メートル(予選=第2日、準決勝・決勝=最終日)に備える。